福岡あゆみの会
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会の概要

 私たち福岡あゆみの会は、昭和54年9月に福岡市在住の脳性マヒ児(肢体不自由児)とその親の会として発足しました。月一回、九州大学発達臨床心理センター(昭和63年3月まで福岡市心身障害者福祉センターを使用)において親子で動作法訓練と研修を実施しております。

 動作法訓練士(トレーナー)から訓練を受けることにより、障害児・者は心身の状態が改善されますが、福岡あゆみの会では、この訓練を家庭でも行えるよう、親が動作法を学ぶことを1つの目的としております。

 九州大学名誉教授「成瀬悟策教授」のご指導のもとに、親が訓練士となり、我が子を訓練するための専門の指導が直接受けられ、回を重ねるごとに親子訓練の充実・上達成果があがっています。
夏には朝倉郡夜須町の「やすらぎ荘」において3泊4日の宿泊訓練を行い、冬は九州大学臨床心理センターにおいて1日終日訓練を行っております。

 親が訓練士になるという取り組みは、全国でも初めての試みであったため、この福岡あゆみの会は、全国各地の親の会はもとより、トレーナーの先生方にも注目されてきました。
私たちは、是非、この取り組みを真剣に末長く継続していきたいと思っております。
 そして、全国の肢体不自由児・者へ多くの情報を発信し続けたいと願っております。
福岡あゆみの会
 

会長より
 入会した当時2歳だった娘も、もうすぐ19歳になります。途中下の子の出産などで参加できないこともありましたが、どうにか続けてこられました。
 この会は、「我が子を自分の手でどうにかしてあげたい」という思いから始まった会です。私もそうだったのですが、その思いだけでは長続きしません。先生方だけでなく、他のお母さま方やトレーニーのみなさまの支えがあってやっていけるのだとつくづく思います。
 子供達の持つ課題はいろいろです。課題が違っても、毎月の月例会でみんなと会えることが励みになります。夏に行う3泊4日の訓練キャンプも、みんなと創り上げていくキャンプですで、準備は大変ですが、やりとげた後の充実感はいいものです。
 これからも、みんなと協力して会を運営していきたいと思います。
 

福岡あゆみの会
会長  原田 宏子


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